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デスクワークで腱鞘炎でお悩みの方、このような使い方になっていませんか?

皆さんの一般的なイメージだと、

腱鞘炎=使い過ぎ

ほとんど正解なのですが、

僕が20年治療していての経験をお話させて頂きます。

腱鞘炎(けんしょうえん)とは、腱鞘(けんしょう)に何らかの理由で痛みや障害を起こすことをいいます。

腱 鞘 炎

見たことない漢字ですよね?

腱はアキレス腱と同じ腱です。

筋肉よりも硬い組織で、直接もみほぐしてもほとんど緩むことはありません。

鞘(しょう・さや)、って言われてもイメージ出来る人は、少ないでしょう。

鞘ってのは、日本刀ありますよね、あれを入れるのが、さやです。

つまり腱鞘炎は、刀とそれを入れるさやの部分で、

なんらかの使い方による摩擦障害が発生して起きたものなのです。

もう一つの原因は、

組織の変性です。

内科疾患や、糖尿病、産後のホルモンバランスによるもの、加齢に伴うもの

などによって、組織の変化が起きてしまうものです。

まだ使う量の問題だけであれば、単純に使用量を減らすことで改善出来ますが、

量と変化のダブルで来られると、治るの期間がまぁ長い、、、

時には手術が必要となられる方も少なくありません。

 

主な原因

職業柄パソコンを使うことやものを書くことの多い方(物書きや事務作業員など)がなりやすいといわれています。

発症しやすい部位は手首や指であり、それぞれ、ド・ケルバン病やバネ指などと呼ばれます。

足でも腱鞘炎は起きます。

手ほどの頻度ではないのですが、身体のバランスを崩した状態で、

歩き方が悪くなり、足の指に、長時間の負担がかかっている場合、が多いです。

 

無理な使い過ぎによるもの

無理な使い方

使い過ぎてる感覚

痛みが出現するまでに、上記のことを考えて生活している人は、

皆無

 

そしてもっと問題なのが、

無理な使いすぎってどの事を言うの?

色々な情報を見ても、具体例が乏しい。

そこで、今からデスクワークの方に必見です。

腱鞘炎防止の使い方から、

座っている姿勢まで

治しちゃいましょう!!

 

ご自身をチェック!!

まずは、デスクワークの姿勢で多い猫背の形です。

猫背での姿勢になります。

骨盤を立てて、背骨の位置を正常の位置に戻しましょう。

 

そして、腕の位置を確認してみて下さい。

 

この写真と

この写真の違いがわかりますでしょうか?

正解は手首の位置です!

1枚目の写真は、手首の角度が小指側に曲がってますよね!

小指側に曲げることによって、

親指側にかなりのテンションがかかってしまいます。

感覚としては、ただ普通に作業していることでしょう。

この位置だと、親指側に手首を曲げることは苦しくて、困難な姿勢になると思います。

すなわち、ずっと小指側に曲げ続け、

何年も繰り返す事になってしまうのです。

想像ですが、一日中マウスを使ってるのであれば、

3000〜4000回位は繰り返してしまうんでは無いでしょうか・・・

普通に考えたら、筋トレをそんなにしませんよね?

日本の皆さんは真面目過ぎるので、いかに仕事に集中してるかわかりますね。

ここまではいたって普通の解説になるですが、、

もう一度腕の写真をよ〜くご覧ください。

わかりますかね・・・?

 

これがわかる方はかなりマニアックですね笑笑

肘窩(ちゅうか)の位置です。

また聞かない単語が出てきました。

肘の内側の所を指します。曲がっていく関節のところです。

肘窩がどの方向を向いているかで、

腱鞘炎発症率が雲泥の差になります。

 

ここでまたテストを行います。

両腕を前ならえして頂き、

両腕の肘窩の中心が、右手・左手共に、

真っ直ぐに向き合っていますでしょうか??

正面を向いている状態です。この状態で両手の肘窩が向き合っている方は、まだ安心です。

さぁ問題の方は、

 

この状態になっている方は、発症率が高くなります。

肘の内側が上を向いている状態です。

 

普段肘というのは目に見えてるはずなのですが、

どういう動きをしている、左右の均等の動きなどを確認する事が

ほとんどないのです。

肘窩が上を向いている方が、このような使い方になってしまいます。

手首を曲げた作業というのは、このような状況で使っているのと同じなのです。

 簡単に説明すると、

二の腕、前腕を、

ぞうきんを絞ったような形で捻っている状態で

さらに手首を小指側に曲げて使っている

そんな無理な状態の使い方をすれば、間違いなくおかしくなります。

このような使い方が多いのは、

断然女性です。

考察としては、

  • 柔軟性の高さ
  • 上肢の筋力量
  • 手作業の多さ
  • 骨格的な問題 など

 

この使い方が原因で発症するいたみが、手首だけではありません。

多過ぎるのでここには書ききれませんが、ほんとうにたくさんあるんです。

肩こりもこの使い方が原因で、苦しまれている方も少なくありません。

もみほぐしてもすぐ戻る方、

万年肩こりなんて方は、

うでの使い方を変更してみては、いかがでしょうか。

辛いところが原因とは限りませんよ!

 

まとめ

親指を無理な形で使いすぎると、手首の親指側の腱と腱鞘に炎症が起こることがあり、この状態を ド・ケルバン病といいます。

また、キーボードを打つ、ものを書く、楽器を演奏する、など等の動作に関連して「バネ指」を発症することがあります。

特にバネ指になるとでは、指がスムーズに屈伸できず跳ねるような動きになることがあります。

 

腱鞘炎は、日常生活動作に密接に関連した病気です。

腱鞘炎の発症を予防するには、同じような動作を繰り返すにしても適宜、休息をとることが重要です。

また、腱鞘炎を発症した場合、局所の安静をはかることが大切です。腱鞘炎を悪化させないためにも、疑わしい症状がある時には早期受診、早期治療が重要です。

手首を真っ直ぐに使う

腕の位置が不安定になるので、猫背にならない

しっかりと休憩をとり、ストレッチをマメにする

 

握るのが何か変だ、指の曲げ伸ばしが上手くいかないなど、

痛みがひどくなる前の前兆を見逃さないこと!

我慢して使い続けて、悪化する方をたくさん診ております。

それでも、症状が防ぎ切れない時は、我慢せず治療が必要です。

 

重症化は治すこっちもしんどいです。ほんと早めにお願い致します!

手術させたく無いです!ほんとそれだけです!

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